フランスの幼稚園に通いながら日本語教育

フランス在住のミミズ3歳が、現地の幼稚園に通いながら、いかに日本語を学んでいくのかをつづります。フランス語が大嫌いな日本人ママの奮闘もあり!

『ニルスのふしぎな旅』ってスウェーデンのお話だったんだ

7月2日のお誕生日に、『ニルスのふしぎな旅』(セルマ・ラーゲルレーフ作、講談社青い鳥文庫)を買ってもらいました。ずーっとずーっと読みたいと思っていた本なので、読み終えて満足している反面、完訳ではなかったので物足りなさも感じています。

 

そもそもセルマ・ラーゲルレーフが、はじめて女性でノーベル文学賞を受賞した人だったことも知りませんでした。彼女のことは、ずっと前に絵本の古本屋はっぴぃで購入したクリスマスの本で知りました。それから少しして、 友だちが送ってくれた『むねあかどり』も彼女の本だったので、彼女の著作を調べたのです。こうして『ニルスのふしぎな旅』を書いたことも知ったのです。

 

ラーゲルレーフさんはスウェーデンの人で、教育関係者にたのまれて、子どもたちが祖国の自然や地理などをたのしく学べるようにと書いた作品がこの『ニルスのふしぎな旅』だったのだそうです。だからこの本は旅の本です。悪ガキのニルスが小人にさせられ、ガチョウの背中に乗って、ガンたちといっしょに、スウェーデンの南から北へと旅をするのです。この旅をとおして、ニルスは人として成長していきます。この青空文庫では、大部分が南の方を旅する話でした。ストックホルムが少し、北のラップランドが少し、そして南にあるニルスの家に帰ってきます。

 

アタシはスウェーデンに行ったことがないので、読んでいて地理がよくわかりませんでした。地図や参考資料を見ながら読めばよかったのですが、ミミズといるとそんな時間がありません。読書はもっぱらお風呂の中なのです。巻頭に地図がついていて、何となくの地理はわかるのですが、やっぱりネットなどで調べたりしながら読んだ方が楽しかったと思います。完訳を買ったらそうしようと思います。

 

いつかミミズとスウェーデンを旅してみたいなぁと思いました。そんな楽しい将来を夢見つつ……。