フランスの幼稚園に通いながら日本語教育

フランス在住のミミズ3歳が、現地の幼稚園に通いながら、いかに日本語を学んでいくのかをつづります。フランス語が大嫌いな日本人ママの奮闘もあり!

泣きっぱなし……

日々、ミミズとの関わりでいろんなことを学んでいます。今日は朝から失敗。大泣きさせてしまい、せっかくの時間を無駄にしてしまいました。

 

今朝はママの目覚まし時計よりも前からモゾモゾと起き出し、6時半には起床。のんびりと着替えると、ミミズといっしょに朝ご飯の支度をしました。ここまではよかったんだけど……。

 

今朝の課題は、

ひらがなの読み(そっくり、ぞうは、そろいの、そっくす/たぬきの、たべすぎ、たいこばら)

カタカナの読み(乗り物の名前)

形を作る(三角形2枚と3枚)

ひらがなの「し」と「つ」を書く練習

(以上、きっずぷりんとより)

 

じぐざぐを書く

(以上、『はじめてのせん』より)

 

まず、カタカナの読みで時間がかかりました。「テ」「フ」「ケ」「タ」など、ミミズが苦手としている字が続いたせいもあります。失敗が続くと、普段はできることができなくなり、ひらがなの読みもなぜか時間がかかりました。

 

こういうとき、たぶん、気分転換のために、何か得意なことをさせるべきだったと思います。今日、アタシが学んだのがこれです。ちょっと本を読むとか、久しぶりのアンパンマンワークをやるとか。そういう機転が必要でした。でも、そのまま三角形3枚で図形を作りはじめてしまったのです。

 

まず、さかなを作りました。これは2枚の三角形で四角を作り、尾をつけるので、パッとできます。すると、ミミズが「ニモやりたいけど、うまくできないから……」と言ったので、「ダイジョウブだよ、練習してあーちゃんに見せようよ」と励ましながらやってみました。うまくいきません。そのうち「これ(おりがみ)が折れちゃったからうまくできないよ」と言い出し、「もうやらない!」と折り紙をグチャッとしました。で、「そんなことしたらダメよ」となり、ぐずりはじめてしまいました。

 

結局、それからしばらく泣いたりわめいたりして、アタシが怒ると今度は「ママ、ごめんなさい」を連発、「もうやらなくてもいいよ」と言うと「やりたいの!」と言い、しばらく畳の部屋で泣きわめきました。こういう気分が乗らない日は、無理にやらせないほうがいいのかもしれません。でも、ミミズはママが作ったものをやりたいから、こんなふうになってしまうのです。

 

やっぱり大人として、ミミズの興味のあることや得意なことを改めてやらせて、それから様子を見ながらできないこともやってみるようにしないといけないなぁと思いました。というわけで、ミミズが落ちついた後、じぐざぐをいっしょに書きました。彼女の手を持って、ふたりでいっしょに書いたのです。すると、最後は1人でも上手に書けるようになりました。

 

ちなみに、ひらがなの「し」と「つ」はまったくダメ。筆圧もなく、まだまだダメみたいです。でも、○やうずまきは上手に描けるようになったので、じぐざぐをもっと練習し、もこもこ線(半円を描き並べる、雲を描くときに描く線)も上手になったら、もう一度、はじめようかと思いました。

 

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今日は最後に絵本を読まず、キックボードを出して庭で遊びました。ミミズがよく幼稚園で「これやったの」とジェスチャーして教えてくれるからです。上手にできたところをビデオに撮りました。おばあちゃまに送ってあげようと思います。

 

そして幼稚園に着くと、「ママ見て!」と絵を描きはじめました。「ミミズとママが追いかけっこしているところよ」と、ふたつの小さな○を描いて、ぐるっと大きく線を引きました。「ママもいっしょに描こうよ」と言うので、「ママはもうお家に帰るよ」と言って別れました。今日は何を学んでくるんだろう……。

 

お迎えに行くと、ミミズの泣き声が……。どうしたんだろう? 心配しながら行くと、めずらしくお昼寝をして、起きたら泣いちゃったのだそうです。14半ごろにやっと寝て、15時ごろに目を覚ましたら……と話していたので、お昼ご飯を食べると、ずっと寝かせているのかなと思いました。ミミズは「起きたらママがいなかった……」としばらく泣いていましたが、「おうちに帰ったらお菓子を食べよう」と言うと泣き止みました。

 

幼稚園で何をしたのかを聞いてみると、「今日は何もしなかった」と語らず。「ブーブーで遊んでぶつかっちゃったの」と、また泣き出したので、それ以上は聞きませんでした。

 

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家に戻リ、おやつを食べるとジグソーパズルをはじめました。テレビを見たがったので、久しぶりにアンパンマンをつけ、そのうちアンパンマンパソコンで遊びました。上下左右キーの操作が完全にできるようになり、マウスの操作もお手の物。キーボードを打つのはまだ難しいですが、5月のお誕生日にいただいたあのころからずいぶんと上達しています。

 

夜ご飯を食べ、お風呂に入り、歯を磨くと、いつものように畳で読書。今日は『おばけのバーバパパ』のフランス語版を持ってきて、「ミミズが読むからね」とページを開きました。アタシは日本語版を開き、彼女が読むのを聞いていました。ビックリ。だいたい暗記していて、アタシに読んでくれたのです。アタシが驚くと大喜びで、「すごいでしょ?」と目を輝かせます。毎日、いろんな発見がありますね。

 

夜、お布団で、「ミミズ、今日、幼稚園でママがいないから泣いちゃった……」と言いました。「ダイジョウブ.ママはいつもお家で待っているからね」と言いました。もうだいぶ慣れたとはいえ、たまにさみしくなるみたいです。