フランスの幼稚園に通いながら日本語教育

フランス在住のミミズ3歳が、現地の幼稚園に通いながら、いかに日本語を学んでいくのかをつづります。フランス語が大嫌いな日本人ママの奮闘もあり!

お葬式、まだよくわかりません

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今朝の課題は、

カタカナの読み
長音3
カタカナのオノマトペ
ものの数え方
2ケタの数字(11〜20)
時計の読み方
かるたの読み

です。

今朝は7時半に起こしました。9時には家を出発、お葬式に行くことになっていたからです。朝ご飯の支度をしてから起こすと、「朝だったのに気づかなかった!」と機嫌がよく、いい一日がスタートしそうな予感でした。

朝ご飯を食べてお勉強。いつものように元気です。今日は、フランス語のワークブックも少しやりました。「幼稚園でダイジョウブなの?」と聞くと、「ダーイジョウブだよぉ」と得意げです。本当かなぁ…? それにしても、最近、細かい絵を描きます。家の中に電話があったり、太陽も月も星も上手に描き分けるようになりました。ずいぶんと成長したなと思います。

朝からお出かけなので、ミミズはウキウキしていました。「これからみんなでパン屋さんに行くの?」とよくわかっていません。「メルヴィンとノーランのおじいちゃんが死んだでしょ、だからお葬式に行くんだよ」と何度も言っていますがわかりません。

お墓に着くと、親戚が集まっていたので、ミミズはとても嬉しそう。道ばたの花を摘んではあちこちの人(よく知らない人にまで!)にあげていました。遺体が着くとセレモニーがはじまりました。音楽が流れました。亡くなった本人の意向だそうです。

セレモニーはシンプルでしたが、涙を誘うものでした。最後の手紙なども読まれ、何だか悲しみを盛り上げました。ふと、アタシはこういうお葬式じゃなくていいやと思いました。お葬式ってそれだけで悲しいことだから、あっさりとシンプルがいいなと。強いて言えば、般若心経を読んでもらいたいかな。それだけはミミズに伝えておこうと思います。

お葬式が終わって家に戻ってお昼ご飯。すぐにパパが出勤、アタシたちも出かけました。今日はアルバイトの面接があったので、パピー宅にミミズを預けに行きました。ミミズ、「私もママと行く!」とうそ泣きしました。

面接が終わり、パピー宅へ戻ると、何だかとても楽しく遊んだとマミーから聞きました。事実、突然、何やらフランス語で言ったりしていたので、少し思い出したみたいです。いまのミミズの日本語のレベルを考えると、少しぐらいフランス語をやったほうがいいかなとも思います。本当にミミズの日本語はかなり進化しました。もうママと対等に話すし、ママ、嘘ついたでしょ?とか、勘ぐられることもあります。

家に帰る途中、お肉屋さんとパン屋さんに寄りました。お肉屋さんがある道をまっすぐに行くと、かつてミミズが幼稚園で劇を見に行ったときの劇場に続きます。そのことを何度も何度も説明します。ミミズは実にいろんなことを覚えていて、その詳細をいろいろと教えてくれます。すごく楽しかったんだと思います。

同じように、日本で見た劇のことをよく語ります。そこで歌われていた歌もよく歌いますし、ゲスト出演したローリー先生のこともよく話してくれます。本当に楽しかったんだと思う。来年もまた劇を見にいこうと思います。

しばらくテレビを見てから夜ご飯。ミミズはお肉屋さんで買ったサラミをおいしいと食べました。「ミミズ、お肉はキライだから」と言うくせに、サラミは大好き。「でも、日本のソーセージはキライなの」と言います。何だかおもしろい。好みもいろいろあるのです。

お風呂に入ると、今日はサンタさんごっこをやりました。サンタさんにプレゼントをお願いするのですが、お願いできるプレゼントが決まっていて、どんなプレゼントがあるのかを説明してくれます。と思いきや、「クリスマスのとき、サンタさんが来たでしょ。どうやっておうちに入ってきたのかなぁ? あそこ(煙突)は小さいし熱いからちょっとむずかしいと思うんだけど…」とつぶやいたり。

歯を磨いて二階へ。「まだ朝だから(外が明るいから)眠れない」と言い、少し動画を見ました。21時には寝かせたいなと思いつつ、アタシが寝ないようにしなきゃと気をつけながら、トントンをやってあげたら眠ってくれました。

今日はいろんなことがありました。明日もいい一日になりますように!