フランスの幼稚園に通いながら日本語教育

フランス在住のミミズ3歳が、現地の幼稚園に通いながら、いかに日本語を学んでいくのかをつづります。フランス語が大嫌いな日本人ママの奮闘もあり!

子どもは詩人だ

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今朝の課題は、
カタカナの読み
長音9
カタカナのオノマトペ
ものの数え方
2ケタの数字
時計の読み方
教科書の読み
です。

今朝、ママがいなくて泣きながら目を覚ましました。でも、ひとりでお着替え、朝ご飯を食べてお勉強です。

まずはしりとり迷路。少し迷いましたが、楽しくできました。「いちばん最初はミミズ!」と手を振り上げて歌いだし、同じ単語を繰り返しても、ちゃんと語の最後の文字からはじまる単語を探します。すばらしい。今日はいつもの勉強のほか、久しぶりに雑誌を読みました。そこに「りんごは花が終わると、太陽の光を浴びながら、実が赤くなっていきます」とありました。そのフレーズを、午後の散歩でも話していたので、やっぱり開き読みは大切だと改めて思いました。

午前中はしばらく家でゴロゴロし、お昼近くにサッカーをしながら散歩。たまにボールが茂みに入り、ママとミミズで協力しながらボールを見つけました。「ボールはぐるぐる回っているから目が回っているよね」と笑い、ボールの気持ちを想像していました。おもしろい。そして、風に吹かれて転がっている落ち葉を見て、「葉っぱもミミズとママみたいに、ぴったんこしながらお散歩しているね」と嬉しそう。まったく子どもって詩人だなぁ…と思います。

今日のお昼ご飯はタラの卵とじ、ごはん、おみそ汁と和食。ミミズ、和食の方が食べてくれます。健康のためにも和食にしようと思いました。

午後、パパがお昼寝をしている間、またゴロゴロ。このゴロゴロもけっこう楽しくて、ミミズはママとブロックで階段を作って遊ぼうとしつこかったです。階段と言っても、階段のように長くつなげると、ピストルでバンバンとやるわけです。ママはあんまり好きじゃないので嫌だと言います。で、ママはいじわるだと言い、ふてくされ…。そうこうしているうちに、パパが起きて三人でお散歩をしました。午後もサッカーをしながら散歩。ミミズ、本当にコミカルでおもしろいです。

おうちに帰ると、ママは食事の支度。パパは用事で少し出かけたので、ママとふたりで食べました。夜ご飯はイワシを焼いて、野菜とごはんでいただきました。シンプルですが、ペロッと食べて、「私が洗いものするから」と言い、ママと洗い物。いつかこんな日が来たらいいなぁと思っていましたが、本当に訪れましたね。4歳ぐらいになるとこんなふうになるんだなと驚きます。

夜ご飯を食べるとお風呂。しりとりで盛り上がりました。いろんな単語を考えます。「(時計の)短い針」とかね。おもしろい。しりとり、ここ最近、めちゃくちゃ盛り上がります。

お風呂から上がり、二階へ行くと、久しぶりに『空そぶライオン』を読みました。ミミズはいろんな疑問を投げかけてきます。このお話は、ネコの期待に応えようと必死にがんばったライオンが、そんな自分に疲れてしまいます。で、何百年も眠ってしまいます。でも、ある子ネコの一言で、ライオンは目を覚ますというお話です。ネコたちの期待に応えて、ライオンは獲物を取りに出かけますが、「獲物を食べるってことは殺すってことでしょ? それはよくないことよ」と怒ります。なるほど、ミミズの指摘どおり。「獲物がかわいそうよ!」これまたしかり。実にいろんなことを考え、言うようになりました。なお、ミミズは1ページひとりで読みました。「私、日本語ペラペラだから」と自信満々。すばらしい。

明かりを消すと、すぐに寝息が聞こえてきました。今日も楽しい一日でした。明日はパパのお友だちのおうちに行きます。