読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フランスの幼稚園に通いながら日本語教育

フランス在住のミミズ3歳が、現地の幼稚園に通いながら、いかに日本語を学んでいくのかをつづります。フランス語が大嫌いな日本人ママの奮闘もあり!

『赤毛のアン』

児童文学

ずーっと昔、読んだはずの本の一冊でした。赤い髪の毛を三つ編みにしたアンのイメージは覚えていても、ストーリーを思い出せなかったので、久しぶりに手に取りました。日本の某テレビ番組で、翻訳者の半生を描いたドラマがあり、それに乗じて本を購入したおばあちゃまがくれた本です。

 

調べてみると、いまから100年以上も前に書かれた本です。1908年出版とあります。表現にいささか問題がある箇所がありますが、いまでも十分に楽しく読める内容です。孤児院で暮らしていたアン・シャーリーが、11歳でカスバート家に引き取られ、クィーン学院を卒業するまでの少女時代をつづったストーリーです。

 

とにかく想像力豊かな女の子。細身で、青白く、そばかすだらけで、赤毛である自らの容姿に劣等感を抱き、からすのように真っ黒な髪で、すみれ色の瞳、バラの花びらのような顔色、星のように輝く目で、名前はコーデリア・フィッツジェラルドだと思うようにしています。おしゃべり好きで、美しいものやきれいなものが大好き、すぐに名前をつけたがります。たしかこの本を読んだとき、アタシもまねしていろんなものに名前をつけたような記憶があります。

 

実はアタシの少女時代は、アンのように友だちや学校でさまざまなできごとが起こったわけではありませんでした。親友と呼べる子はいなかったし、小学校から中学校の記憶は「塾と受験勉強」です。だから、アタシにはこのお話が夢物語のようで、とても憧れました。願わくば、ミミズの少女時代もアンのそれと同じように、人生の重要な時間となってほしいなぁと思います。

 

ミミズがこの本を読むのは何歳ごろなんだろう……。そしてこの本を読んだとき、どんなことを思うんだろう……。

 

『赤毛のアン』モンゴメリ(花岡花子訳)、新潮文庫、2008年