3歳のミミズのお気に入りの本は……
子育てには「読み聞かせ」がいいそうです。でも、この「読み聞かせ」という言葉が、「読んであげる側の立場の表現だ」という意見があって、アタシはこの意見に賛成です。では何といおうか、「開き読み」というのはどうかといった絵本作家の川端誠さんに賛同し、アタシもミミズと本を読むことを「開き読み」というようにしています。
というわけで「開き読み」なんですが、赤ちゃんのころから毎日読んできたので、たくさんの本があります。その絵本をここで一挙にあげつつ、本棚の本の整理をしようと思います。でも本当はまだまだたくさんあります。とりあえず、以下は3歳のミミズが気に入って読んでいる本たちです。
0歳から読んでいた本、まだ「あうあう」と言っていたころに読んでいた本。読んであげても無反応で、「こんなふうに読んで何か意味があるのだろうか?」と疑問に思っていましたが、とにかく読み続けました。
★ 松谷みよ子 あかちゃんの本 シリーズ(童心社)
『いないいないばあ』『あなたはだあれ』『おさじさん』『もうねんね』『のせてのせて』『もしもしおでんわ』『おふろでちゃぷちゃぷ』『あかちゃんのうた』
★ はまだひろすけ・いわさきちひろ『あいうえおのほん』、童心社
★ げんきの絵本 おかあさんといっしょ 『ともだち8にん ワッとげんきなワックン』、講談社
1歳ごろから読みはじめた本(たぶん……)。何度もせがまれて読んだり、読むと笑ったり……。言葉が出るにしたがい、フレーズを暗記した本も数々あります。
★ かがくいひろし『だるるまさんが』、ブロンズ新社
★ 『たっぷりしゃしんずかん』『どうぶつこれなあに』、ともにひかりのくに
★エリックカール『はらぺこあおむし』偕成社
★いとうみき『ケーキのたね』フレーベル館(お誕生日にフレーベル館のショップからいただいた本)
★ディック・ブルーナー『きいろいことり』『まる、しかく、さんかく』『さーかす』『ふしぎなたまご』
★わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』こぐま社
★さいとうしのぶ『あっちゃんあがつく』リーブル
★五味太郎『きんぎょがにげた』福音館書店
★林明子『おつきさまこんばんは』福音館書店
言葉を理解しはじめ、徐々に読みはじめていった本(たぶん……)。本を読みすすめながら、自分が思ったことを表現したり、「もう一回読んで」といってきたり。同じようなシチュエーションにあったとき、本のフレーズをいうこともあります。
★なかがわりえことやまわきゆりこ『ぐりとぐらのおきゃくさま』福音館書店
★エリック・カール『ごちゃまぜカメレオン』偕成社
★たにがわしゅんたろう『せんそうしない』講談社
★マウリ・クンナス『サンタクロースと小人たち』偕成社
★佐野洋子『100万回生きたねこ』講談社
★かこさとし『だるまちゃんとかみなりちゃん』福音館書店
★土方久功『ぶたぶたくんのおかいもの』福音館書店
★いぬいとみこ『ふうことどんどやき』偕成社
★キヨノサチコ『ノンタン ボールまてまてまて』偕成社
★松谷みよ子『ちいさいモモちゃん おばけとモモちゃん』『ちいさいモモちゃん あめこんこん』講談社
★やなせたかし『アンパンマンのサンタクロース』フレーベル館
★いわさきちひろ『あかちゃんのくるひ』至光社
★松谷みよ子『やまんばのにしき』ポプラ社
★アネット・チゾン/タラス・ティラー『おばけのバーバパパ』『バーバパパたびにでる』講談社
★ますだゆうこ/たちもとみちこ『せつぶんワイワイまめまきの日!』文溪堂
★上野直大『しろちゃんのおたんじょうび』フレーベル館
★いぬいとみこ『ちいさなちいさな駅長さんの話』新日本出版社
★島田ゆか『バムとケロのさむいあさ』文溪堂
★島田ゆか『ぶーちゃんとおにいちゃん』白泉社
★筒井頼子/林明子『はじめてのおつかい』福音館書店
★あまんきみこ/わかやまけん『ちびっこちびおに』偕成社
★ルース・クラウス『はなをくんくん』福音館書店
★あだちなみ『くまのがっこう』ブロンズ新社
★さかいさちえ『ちいさなちいさなおかしのまち』教育画劇
★あんびるやすこ『せかいいちおいしいレストラン』『はこをあけると…』チャイルド本社
★ラーベルレーヴ『むねあかどり』日本基督教団出版局
★石川直樹『富士山にのぼる』教育画劇
★エリック・カール『パパ、お月さまとって!』偕成社
★川端誠『鳥の島』BL出版
やってよかったワークブック。絵を描いたり字を読んだり、シールをはったりと、机の上で何かする楽しみを発見していきました。
★無藤隆監修『アンパンマンのママとおけいこ』『アンパンマンの1・2・3』『アンパンマンのあいうえお』フレーベル館
★『せんともじ』フレーベル館
赤ちゃんのころに読んでいた本は、いま、文字を指差していっしょに読んでいます。まだまだ十分に読んでいるし、これからもずっと読んでいくと思います。なお、個別の本の解説は、少しずつやっていこうと思います。
いつも絵本や童話の情報を見ていますが、残念ながら、いつでもかんたんに購入できるわけではありません。親戚がいつも送ってくれる本は無条件にすべてありがたくいただいています。本当に感謝です。そして、送料を負担してくれているおばあちゃまにも多大な協力をしてもらっています。
時間があるときは自分で本を作ることもあります。水彩画でていねいに作ることもあれば、クーピーでささっと作ることもあります。ミミズのいたずら書きを使って作った本もあります。ミミズが気に入った歌をもとに作った本、気に入ったフランス語の絵本を日本語訳した本などもあります。
本との出会いは人との出会いと同じ、一期一会だと思います。これからもすばらしい本と出会えますように……。